青島酒造株式会社

静岡県藤枝市上青島246番地
美味極まる天の美禄 軽快かつ清澄な静岡吟醸の真骨頂「喜久醉(きくよい)」


「喜び久しく酔える酒」と書いて「喜久醉」。
この酒を初めて飲んだとき、私は「世の中にはまだこんなに美味しい酒があるのか!」と叫び声をあげてしまうほどの感動の渦につつまれました。日本酒がますます好きになり、どうしても何としても取り扱いたいと心の底から願ったお酒との忘れ得ぬ出会いは、平成18年(2006年)に愛知県名古屋市で行われた「なごや純米燗」というイベントでした。それから2年の歳月を経て、青島専務から直接お電話を頂き、茨城県唯一の特約販売店となれた日は今も鮮明に覚えております。

そんなひときわ思い入れの深いお酒「喜久醉」を醸す青島酒造は、静岡県藤枝市にあり江戸時代中期の創業。清流大井川水系の豊富な南アルプス伏流水と肥沃な志太平野での新田開発を背景に酒造りが始まりました。
4代目現社長の青島秀夫さんは、「喜久醉の味」を培ってきた富山初雄前杜氏とともに早くから自前ブランドの品質向上に取り組み、静岡県沼津工業技術センター技鑑だった河村傳兵衛先生が開発した静岡酵母による酸が少なく軽快な「静岡型」吟醸を主軸に据えた酒造りに邁進し、評価を高めてきました。
平成8年(1996年)にアメリカで金融関係の仕事に就いていたご子息が帰国して、青島酒造は新た幕開けを迎えます。平成16年(2004年)からは富山前杜氏と河村技鑑の薫陶を受けた5代目・青島孝専務(杜氏名:青島傳三郎)が蔵元杜氏に就任し、喜久醉の名声をより一層高めてきました。
また、平成23年(2011年)には途絶えていた静岡県志太杜氏の技術伝承にも取り組むなど、経済効率の最先端に身を置いた経験のある青島専務だからこそ気づいた、日本のものづくりの伝統や技術を大切にする心が「喜久醉」という酒にフィードバックされているのです。

そして「手作り、静岡型、酒造りは米作りから」を揺るぎない3つの信念とし、米作農家松下明弘さんを中心に地元農家と理想の酒米作りにも挑戦し、JAS有機認証を得た無農薬有機栽培の不耕起(田を耕さない)米、藤枝産山田錦(いわゆる松下米)を使用したコンセプト商品を具現化し、地酒蔵の追求すべきひとつの理想を結実させています。この土地でしか成しえない酒造りを極めた酒蔵が、青島酒造なのだと言えましょう。
米作りから徹底的に手間暇をかけて丁寧に造られた酒は、品の良いほのかな香りと爽やかな旨味をもち、やわらかな口当たりの軽快でキレの良いのどごしが味わえる唯一無二の「喜久醉」という酒になります。

雑誌など多くのメディアにも取り上げられ、高評価は枚挙にいとまがないほど。
・プレジデント社 dancyu 2003年3月号 毎日でも飲みたい酒 第1位(特別本醸造)
・プレジデント社 dancyu 2009年3月号 食中酒の決定版 一番人気(特別純米)
・日本経済新聞 専門家愛好家が薦める日本酒 第5位
・2013年静岡県清酒鑑評会吟醸酒の部 第1位県知事賞(受賞歴多数)
など。

飲み手の心をのびやかに癒してくれる酒「喜久醉」。ひとくち飲めば幸せな夢心地へいざなう極上の一滴…。この感動的な旨さをぜひ味わっていただきたいと思います。

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